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    • 2015.07.21 Tuesday
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    解説:逢魔ヶ刻/a little magic その2

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      では続けて各曲解説!

      ●#1 逢魔ヶ刻
      オープニングにしてタイトルチューン。
      「逢魔ヶ刻」というアルバムタイトルが先にあって、あとからこの曲が出来た。
      これはタイトルチューンにするしかないでしょうと。

      開始のインストは流れが大事なんであえて1つの曲とした。
      古い映画のようなストリングスとノイズ。
      ノイズはギターにフランジャーとディレイをかけて、ゆっくりピックスクラッチした音。
      私は邪道メタルなのでこういう効果音も大好きです。

      テンポインしてからは、a little magic史上初じゃないかっていう、ギターリフ主体の作曲。
      チューニングダウンしたギターのヘヴィな音が超お気に入り。
      怨念が籠って、美しくて、かつキャッチーな、主題を表現するに相応しい曲。

      ギターソロはKOUTA氏。
      メロディも展開も音色も素晴らしい。
      完璧に構築されたフレーズのおかげで、曲が何倍も良くなってる。
      KOUTAさんはTHOUSAND EYESをはじめ2013年はかなり多作でしたが、これを聴くと内容も充実していたとよくわかりますね。

      ●#2 御霊は朧に荒ぶ
      一番最初に作曲した曲。
      「和風/ホラー」というテーマを凄く意識して作られてる。
      a little magicらしいクラシカルな雰囲気もたっぷり。
      テンポ自体はかなり早いですが、展開が結構あるんで1曲通じて疾走という感じではない。

      ストリングスはメロトロン系と生系をそれぞれ単独で使ったり、ミックスしたりとパートごとに使い分けてる。
      メロトロン系を生っぽいシンセと併用すると雰囲気も相性も良いし、バリエーションを作りやすいんでよく使う。

      ソロは自分で弾いてます。
      とにかく怨念を!恨みを!お前殺す!といった感情が先走ったプレイは出来たと思います。

      ●#3 君は猫の子
      シンフォゴシックのふりをした電波ソング。
      構成自体は最後に転調して上がったりとか、J-POPぽい。
      ストリングスがポルタメントして滑らかに動く様がイヤらしくていいですね。

      「君の触れた前足(テ)を」っていう歌詞が好き。
      「ごろにゃーご」としか言いようがない。

      ソロはKOUTA氏。

      ●#4 ここは遠き暗黒郷
      a little magic的メロスピ。
      「暗黒郷」でディストピアと読む。

      早いんだけど音が他の曲と同じく重いんで、メロスピになりきらない感じ。
      アニソンメタル的な感じと思う。

      初期のa little magicはもっとベタなメロスピぽくするつもりだったんだけど、あまり私の中にその要素が無かったんで、独自発酵を遂げてしまった。

      展開方法自体はこれまでの集大成的でもある。
      あまり私は過去に作った曲を振り返らないのですが、これは一度聴きなおして参考にしてから作曲しました。

      ソロはYAZIN氏。
      一聴しただけで氏とわかる、見事なピロピロ。
      こんなん吹くわ。
      自分の好きなこと一直線な感じでいいですよね。

      ●#5 愛しき絆よ 別れの定めよ
      ツインボーカル編成。
      絡み合う情念のメロディー。
      発想自体は百合アニメにインスパイアされた形で出てきましたが、なんていうか、百合じゃなくてガチレズっぽい。

      これもゴシックのつもりで作ってます。
      前はゴシックやるときは全部シンセで作ったほうがいいと思い込んでたんですが、
      今作のように作品通じてギターとギターリフに注力したら、すごい雰囲気出てきた。

      ソロはKOUTA氏。

      ●#6 古き魔物よ 出ておいで
      勇壮でダイナミックな展開。
      意識的にそのものっぽくならないようしてますが、BLIND GUARDIANを意識してます。
      比較的長い曲ですが、ラストに向かっていく力強さを表現するために必要な長さ。

      アレンジも他の曲にない、ライブをやらないa little magicならレコーディングで何やってもいいんだという自由な感じ。
      あまり自分はギターを重ねませんが、この曲は頑張った。
      リフも何パターンあるんだかわからない。

      ギターだけじゃなくてシンセも多様。
      ストリングス、ヴァーチャルアナログ、4つ打ち、効果音などなど、自分の引き出しを可能な限り使いました。

      ただ作ってる最中は楽しかったですが、やりすぎ感ありありだったんで、最終的にはかなり削ってます。

      ソロは龍5150氏。
      こんないいギター弾く人そうは居ないでしょう。
      性格の表れた攻撃的で怨念の満ち満ちたプレイ、曲を生かして上の段階へ引き上げる
      フレーズ、繊細にして破壊的な音色。
      私の知るなかで最強のギタリストの一人。

      ●#7 夜は寝てはならぬ
      最後に作った曲。
      同じようなテーマの暗い曲ばっかり作るのに飽きてたんで、一転してハイパーでデジタルでキャッチー。
      あまりこういう曲ってメタルファンからは好まれないのかもしれないけど、作ってる方は超楽しい。
      電波ソングかサイバーな曲だけの作品をいつか作ってみたい。

      今作を作る上で養われたギターやアレンジがかなり活きてるんで、これまでの曲より数段上な感じに。
      ひとつのパートが良くなると他のパートまで良く聞こえますね。

      ストーリー的には、これまでの曲は1曲ずつバラバラのストーリーを追ってきてたのに対し、ここから一気に終焉に向かいます。
      まあでも、ちょっとずつ曲間の繋がりと展開を感じさせる要素は入れてますけど。
      世界が終りを迎えようとしてます。

      ソロは山田龍佐氏。
      Knights of roundは良いギタリスト入れたな!
      メタルのソロにカッティングを入れてくるのはセンスも技術も要ると思いますが、曲に合った上で個性も強調されてますね。
      音色もフレーズを活かす素晴らしい音です。
      この曲に最適な人選でした。

      余談ですが、ゲストの音作りは全部お任せでやってもらってます。
      音色の良し悪しは、各人のセンスと才能がそのまま出てます。

      ●#8 口寄せ唄
      短いインスト。

      曲調とエフェクトで誤魔化してますが、いわゆるチップチューン。
      技術的に可能で、かつ好きなことをやらないでは居られませんでした。

      もちろん、王道メタルも大好きですよ。
      一番好きなボーカルはディオですし、バンドならIRON MAIDENです。

      ●#9 極東の地が騒ぐのさ
      #7と同じくこれも曲調が違います。
      これは元々a little magic以外の別バンドを想定して作りましたが、気に入りすぎたせいで収録してしまいました。
      マイケルシェンカーとIRON MAIDENの合いの子みたいな、自分のルーツですね。

      サビの「極東の地が騒ぐのさ」というフレーズと歌詞が鼻歌で浮かんだので、そこから広げて作ってます。

      ここでは和風ではなくエスニックな音を足してみました。
      というのは曲の内容が、これまでのストーリーを第三者から事後に見た内容になってます。
      7曲目までエンディングに向かって、8曲目で急に断絶して、エンディングが抜けて、ここで後日談的な内容になっています。

      既にこれまでの世界が滅んだ後の世界の話です。
      ひとつの世界が終って、新しい世界が始まった後の話。

      ソロはKOUTA氏。
      作品の半分の曲で担当して頂きました。
      この曲は氏と私の共通点である、マイケルシェンカーを挙げてお願いしました。
      KOUTA氏のシェンカー愛がこのプレイでわかる。。。はず。

      さらに、この曲でPVを作ってます。
      近日公開予定です。

      ★以上、全曲レビューでした。
      書いてて超疲れた。

      ★さて、次の活動は!

      未定!

      きっと次も新しい、素晴らしいことがやれるでしょう。
      あと、ちょっとした感想でも伝えていただけると、皆様の声がそのまま次の活動に繋がってます。
      よろしく!

       

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